気づいたらトマトに突き刺さってたマイケル

マイケルが目を覚ますとそこはトマトの中だった。
慌てて顔を外に出すと、そこはトマトの外だった。
「いったい何がどうなっているんだい」
マイケルはぼやく、トマトに突き刺さりながらぼやく
しっかり刺さった体はそうそう簡単には抜けない、マイケルは抜けない、トマトから抜け出せない。
「いったいどうすればいいんだい?」
マイケルはぼやく、トマトに浸りながらぼやく。
このままでは飢え死にしてしまう。そう考えながらマイケルはトマトをかじる。
「あっこれならしばらく飢え死にしない」
マイケルは気づく、トマトを食べれば飢え死にしないと気づく。
そしてさらに気づく、このまま食べ続ければいつかトマトから抜け出せるのではないだろうかと気づく
「まっず」
マイケルは思い出す、自分がトマト嫌いだったことを思い出す。