かつて妻と平穏な生活を送っていたおじさん。
だがその平穏は長くは続かなかった。
おじさんが仕事をしていると1本の電話が鳴り響いた。
電話は警察からだった。
「あなたの自宅に巨大タケノコが直撃しました。残念ながら奥さんは…」
おじさんは大急ぎで家に駆けつけた
がそこには妻と暮らした愛しい我が家ではなく謎の巨大タケノコと瓦礫の山しかなかった。
おじさんは殴る。タケノコを殴る
((꜆꜄ ˙-˙ )꜆꜄꜆シュッシュッシュシュシュシュシュッ
((꜆꜄ ˙-˙ )꜆꜄꜆シュッシュッシュシュシュシュシュッ
((꜆꜄ ˙-˙ )꜆꜄꜆シュッシュッシュシュシュシュシュッ
おじさんの拳には血が滲む
その時タケノコが動き出した。
このタケノコめ。
妻を殺したばかりではなく俺まで殺すつもりか!?
再びおじさんは殴る。タケノコを殴る
((꜆꜄ ˙-˙ )꜆꜄꜆シュッシュッシュシュシュシュシュッ
((꜆꜄ ˙-˙ )꜆꜄꜆シュッシュッシュシュシュシュシュッ
((꜆꜄ ˙-˙ )꜆꜄꜆シュッシュッシュシュシュシュシュッ
((꜆꜄ ˙-˙ )꜆꜄꜆シュッシュッシュシュシュシュシュッ
「痛い…やめてあなた」
おじさんは殴る手を止めた。
聞き違うはずもない、その声は長年連れ添った妻の声そのものだった。
「妻!妻!どこだ!?」
突如タケノコの表面から妻の顔が浮き出る
「このタケノコは降ってきたんじゃないわ。私がタケノコを食べ過ぎて巨大タケノコに変化してしまっただけなのよ」
こうしてタケノコ妻とおじさんの奇妙な共同生活が始まるのであった。